テクニカル分析

[最重要]ライン分析のススメ①

↑まずこちらをご覧ください。私の現在のチャート画面です。4時間足です。移動平均線は必要に応じて表示しますが基本はこれです。お気づきかも知れませんが、ローソク足さえ表示しない場合もあります。( その理由は後述します)

このブログの要となる記事です。ぜひともご一読ください。
私は裁量トレーダーであり、テクニカル分析の中枢にあるのはライン分析です。

今回は何故ライン分析に至ったのかをお話します。この内容をご理解頂ければ確実にあなたのスキルが大きく向上します。いきなり相場の真実を知ってしまいましょう!
今回も出し惜しみなく書き殴ります。

(詳しい私のFXトレードの手法遍歴はこちらを参照ください)

1.初心者の頃はインジケータに依存しまくっていた

ご存知の通り、テクニカル分析には様々な理論や手法があります。

最初は何から学んだら良いのか分からず、まず最初に3本の移動平均線の見方と、どういう条件が揃ったら売買を執行するのかを学びました。もちろん移動平均線は世界中のトレーダーが見ているので必須スキルです。当然私もよくある聖杯探しをしていた時期がありました。MACD / RCI / RSI / ストキャスティクス /CCI /等のインジはもちろん、ボリンジャーバンド/出来高/ピボット/一目均衡表/パラボリック/等、 見つかる限りの全てを学んで試しました。 そして数多くのインジを表示し、『そのどれもが同じシグナルを出した時に売買すれば高確率じゃね?』という浅はかな推論の元、トレードをしていた訳です。しかし思うように勝てませんでした。むしろ3年間はトータル収支マイナスでした。

2.聖杯探しをしまくった結果、聖杯など無いと悟る

私は長年Trading viewという分析環境を使っているので、インジケータの類いを自分で作ったりもしました。そして何か秘密のパラメータ設定があるのでは?とか思っていた時期でもあります。当時の私の推論(ではなく、思い込み)では、『勝てるトレーダーは勝てるツールをこっそり持っている』という考えがあったのだと思います。今だから分かるのですが、FXトレードにおいての聖杯など存在しません。残念ながら私は楽して稼いだり、誰でも勝てる手法は知りません。仮に聖杯があるとしても、それはライン分析があって初めて機能するのではないかとすら思います。


3.(自称 )日本一のTrading view 使いになる

Trading viewは最も高機能な分析ツールなので、自分でコードを記述すれば無限にカスタムできますし、独創的すぎる画面表示にもできます。元々UIデザイナー経験もあるせいか、『せっかくだからカッコいいビジュアルにしたろ!』という趣味的な楽しみもあり、

せっせとTrading view をカスタムしまくってました。そしてこれがある日功を奏しました。

土日をフルに使い、Trading view の公開インジケータは本当に全部見ました。そこで良さそうなものを保存しておいて試してきました。アホみたいに聖杯探しをエンジョイしていました。。RCIを3本出してクロスしたらアラートが鳴る。とか、CCIにボリバンを出すとか。聖杯が無いなら作ってしまえ!という発想ですね笑

遊び半分で『せっかくだからカッコいいビジュアルにしたろ!』を実践していく上で、

引き算も発生しました。当初は『カッコ悪いからこれ非表示にしちゃおう』程度のノリだった気がします。デザインとはひたすら装飾することではありません。インジの足し算だけ続けるのはデザインの本質からは逸れていきます。配色の美しさと、配色の理由を突き詰めたりもしました。結果としてマーケットの波が見え易くなりました。時間軸の異なる移動平均線を1画面にまとめたり、裁量トレーダーの必須スキルであるマルチタイムフレーム分析を自分なりにわかり易く可視化することができたのです。どの時間足に切り替えても対象を見失うことはありません。

4.シンプル化したらラインが鮮明に見え始めた

そんな中、なんとなく理解していたレジサポラインに磨きを掛けます。

当初『ライン分析なんてダウ理論の高値更新or安値更新に付けた目印だろ。』くらいの認識でした。『はいはい、ライン引いときゃローリバしたのが分かり易いよね。でもそんなんは目視でも分かるし。』実際はそんな軽いものではありません。

何年も毎日チャートを見続けていると朧げに規則性が見出せるようになってきました。なんとなくここに斜め線が引けるな。そしてその線付近でまた反発したな。とか。

ここで私はライントレードを極めることに傾注します。そしてあらゆるチャート場面に、幾重にも平行チャネルラインが引けることに気付いた時、流れが大きく変わります。

『相場には節目があって次のターゲットプライスはどこなのか?を上下に試しながら進んでいるだけだ!』ということに。

そしてそのターゲットプライスを可視化するには、ライントレードが1番分かり易いということに至りました。訓練しないと相場に機能する正しいラインが引けないため、ある程度の練習は必須ですが正しく機能するラインが引けるようになると、もはや環境認識は完成に近いです。

5.過去の自分に伝えたいこと

何よりも先にラインを引けるようにする。移動平均線?それよりも先にまずライン。

『何なら取引画面の発注方法を知るよりも先に、まずラインを引けるようにすべきだった。。』『沢山の手法は正直どれも有効。』『どの手法でも勝てない理由はそもそも大局が全く見えていないからだった。』そんな気付きをこのブログを介して、あなたに伝えたいのです。そのくらい私はライン分析を全ての手法の礎にしています。

今でこそMACDは使いませんが自分には上手く使えない訳ではなく、そんなもの不要という境地です。(インジを一切否定している訳ではありません。どのインジも有効です)

別にMACDを使って勝つことだってできます。但しその場合、私が通常行っているライン分析と併用させてください。エリオット分析もしますよ。但しエリオット波の動きを限定するためにライン分析と併用させてください。チャートパターンも読みますよ。但しライン分析と併用させてください。そのくらい私はライン分析を全ての礎にしています。

繰り返します。

『相場には節目があって次のターゲットプライスはどこなのか?を上下に試しながら進んでいるだけだ!』これがチャートの真実です。今はよく分からなかったとしても、あなたがトレード技術を修得した頃には共感しかないはずです。

6.ご提案『まだ勝てていないなら一旦手法は忘れよう』

もしあなたがまだ思うように勝てていないのであれば、今まで学んだ手法を一旦忘れて

ください。そして実際にポジションを持とうとせず、チャートを図形認識ゲームだと思って、ラインを引きましょう。今まで学んだ手法を捨てろ!という訳ではありません。その手法の精度を高めるために完璧なライン分析を身に着けるのです。完璧なライン分析を修得した後には、今まであなたが学んできた手法が更に機能し、強力な武器となってあなたのトレードを更に強固なものにしてくれます。なので図形認識ゲームに取り組むに当たり、一生懸命調べて設定した移動平均線も全部消しましょう。

7.大局を捉えるための正しいラインを引く練習

・4時間足を表示
・移動平均線やボリバンなど全部消す

この条件でまずは思うがままに引いてみてください。

スキャルピング、デイトレ、スイング、どんな手法の方にとっても4時間足に引けるラインが大局を捉えています。ゆくゆくは、『相場には節目があって次のターゲットプライスはどこなのか?を上下に試しながら進んでいるだけだ!』という言葉の真意を理解することになります。

そしてここまで読んでくれたあなたが正しく機能するラインを引けるように、

設問型の練習帳(PDF 60P)をご用意してあります。

また有償ではありますが、ご希望の方には個別のオンライン添削枠にてご対応いたします。

個人に私の時間を裂く手前、個別添削は有償とさせて頂きます。ご理解ください。

あなたが本気で修得したいのであればお力添えします。

まずは上記の条件で自分なりに引いてみてください。

そこで抱えるであろう疑問を記録しておいてください。

その疑問に返答すべく、次回は更にライントレードを深堀りしていきますね。